『セリフ』は真実を伝えられないのです

oosaka



 きのう、ユニバーサル・クールジャパンの『戦国・ザ・リアル at 大坂城』を見てきました。日記か。





 なんか、凄い作家の先生とかって、よくお芝居とか見に行っておられますよね。







 憧れるなあ。(ヒトゴト)



 
 勉強のために、自分とは別の業界の娯楽も知っておけみたいな教訓がありますが、まあ、見たくなったら見る。そうじゃなきゃ無理しない。自分のペースで良いんじゃないでしょうか。








vFFwQ06
 ( 御城プロジェクトより) 





 城プロは、竹田城ちゃん派です。

 大阪城ちゃんの画像は各自で検索してください。








   ----<キリトリセン>----




 

 も一個、消化しときましょう。


 記事で、ちょろっと書いた気がします。


 『キャラクターのセリフは、読者に真実を伝えられません』







 衝撃ですよね。ゴゴゴゴゴですよ。


 記事のインパクトを強めるためにテキトーなことを書いてるわけじゃありません。

 
 これ、絶対に知っておかないといけない重要なことなので、早めにお伝えしておこうと思った次第です。




   ----<キリトリセン>----



 ラノベに限りません。

 漫画でも、アニメでもハリウッド映画でも、キャラクターが喋っているセリフは、どれだけ念入りな言葉選びをしても、お客さんに真実を伝えることができません。

 
 もうこれ、実例があれば一発でピンと来るので早速いきましょうか。








 みなさんの、理想の萌えキャラを思い浮かべてください。




 嫁ですよ。嫁。




 僕だとクリスト・ルゥちゃんです。










Kurisuto_Ru


聖なるかな外伝・精霊天翔 
 http://www.xuse.co.jp/product/041_seirei/chara_02.html
 エロゲーにつき未成年は検索禁止!









 どうしてガチで選んだし。

 まあいいや。

 みなさんもガチ嫁を思い浮かべてください。





 彼女がですよ。





 セリフで、あなたに対して「大嫌い!」と言ったとします。


 と、同時に。


 涙目であなたを抱きしめたとします。


 そのまま、チューとかしてくれるとします。









 これ、ほんとはあなたのことが大好きですよね?



 読者にとって、

 発言したセリフが無視されて、とった行動だけが真実として伝わります。









 「これは、たまたまそういうシーンなだけだよ!」
 
 「セリフと行動が逆なら、どうなるかわからないよ!」


 と、お思いの方もおられるでしょう。






 逆バージョンいきますね。





 もう一度思い浮かべてください。


 あなたの嫁がですね。


 
 セリフで、あなたに対して「大好き!」と言ったとします。

 と、同時に。



 恨めしそうに歯を食いしばりながらゴミムシを見るような目であなたを睨んでいたら、どうでしょう。





 いや、興奮しないでください。

 あなたの性癖の話はいったん忘れてください。普通の感覚でお願いします。
 





 たぶんこれ、本当は「大好き」じゃないのに、言わされてるとか。そんなんですよね。

 早くに両親に先立たれ、長年二人きりで暮らしてきた病弱な弟を人質にとられて、心にもないことを言わされているとか。よくわからんけど、だいたいそんな感じですよね?





   ----<キリトリセン>----





 ■セリフが「好き」で、行動が「嫌い」

 ■セリフが「嫌い」で、行動が「好き」




 どちらの場合でも、読者には『行動だけが真実』として伝わります。



 これ、物語を描くときの大前提として頭に叩き込んでおいてください。

 この法則を常に意識しながら、キャラクターにセリフを言わせたり、行動させたりする必要があります。





 うん、とりあえず今回はこれくらいで。

 また補足するかもです。




   ----<キリトリセン>----


 余談。


 ソシャゲの主人公って、
 プロデューサーとか提督とか団長とかマスターとか
 役職で名前を呼ばれるじゃないですか。


 城プロの主人公の呼び名って『殿』なんですよ。
 その時点ですでにフフッて感じなんですけど。


 もしもソシャゲのお約束『覚醒』が実装されたら
 『覚醒殿(かくせいとの)』になるんですかね。
 ちょっとしたパワーワードだと思います。





   ----<キリトリセン>----




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